スパイラル〜推理の絆〜コミックス14巻感想

 注! かなり激しくネタバレです!
 また、コミックス派で本誌の内容を知らない方などもご注意ください!

 オッケーという方のみスクロールしてどうぞ?



































コミックス14巻感想

あらすじ
 火澄とヤイバ。
 歩と清隆はクローンだった!
 そして彼らの命はあと二三年しか持たない……。その絶望の中で歩に救いを求める火澄。

感想
 カバー外した表紙のひよのがかっこよくて、これだけでも買った価値があります。
 あと、最後の原作者あとがきも(ラブ)。

 杉浦は基本的に、原作者ラブです。
 愛しの愛しのひよのっちーを作ってくれた方というだけで杉浦の好意は無条件で注がれます。
 ただし、粗をつつかないということではございません。

 城平先生は好きですが、「作品への批判」は言いますよ。いままでさんざんガンガン感想で言ってますのでお分かりでしょうが。
 嘘ついてほめるのもやっぱり嫌いですので、思った事はずばずば言います。
 ただし、そういった文句や非難はあくまで読者の一人が勝手に言ってるというだけのことですので、誤解のなきよう。賛同しろなんて押し付ける気はまったくないのでご安心ください。

 さて内容。
 裏表紙のひよのがかっこいいですね!
 うちの姉がいっていたんですが、「一番のお気に入りのあの人、まどかいないね」。
 私「うん。これ水野先生が書いてるから。たぶん城平先生はタッチしてないんじゃないかな?」
 姉「人気ないしね」バッサリ。
 城平先生一番のお気に入りといえば、やはり誰もが思い浮かべるまどかおねーさん。
 読者の受けはイマイチです。

 つーか私がスパイラル七不思議に数えているのが「歩くんがまどかを好きになったこと」だったりします。
 今回、歩くんがまどかさんに抱きしめられてじたばたするシーンがあるんですが……(泣)。
 自然です。
 いやになるぐらい冷静な歩くんのポーカーフェイスが崩れてます。
 歩くん、ほんとまどかさんのこと好きだったんだね……。
 ひよのに対してはいきなり抱擁カマしても表情一つ変えないっていう不自然さなのに、どうしてまどかさんにはこうも違う顔みせるかな!
 そんなにまどかさんが好きか!
 お前にとってひよのはなんじゃ!
 好意までは確実だけど、読者はが読みたいんだよ!
 はあはあぜいぜい。

 歩くんは、どうしてまどかさんにフォーリンラブになったのでしょう。
 あれだけひよのに尽くされて優しくされてかばわれても「思いっきり好みじゃない」の一刀両断だった氷のようにクールな彼が、まどかさんには火に焙られた飴のようにぐにゃぐにゃです。
 好みのタイプだったからか? でも好みのタイプの担任教師を自分の手で引導渡してるぞ、歩は(外伝小説参照)。やっぱり好みってだけじゃない、きっかけがあるべきだよなあ。
 その辺のきっかけなんぞを書いてくれれば、「歩くんがまどかさん好きでも仕方ないね」で、まどかさんに対する無用の敵愾心を煽られる事もないのですが。
 だってひよのにあんなに冷たい歩くんがまどかさんにめろめろなのって見てるとこう、腹立つんだもん!
 まどかさんがお前に何やってくれたっていうんだよ!
 ひよのの方がずっと、お前のためにいろいろやって力を尽くしてくれてるだろ!? なのになんでひよのじゃなくてまどかさんなんだーっ。

 ひよのが可哀想だと思わないのかって気分になっちゃうのです。
 努力している人が報われず、まったく努力のどの字もしてない人にばっかり宝くじが当たったら、嫌な気分になるでしょう? 宝くじ当たった人に恨みはなくとも!
 まどかファンの人ごめんね。ひよの好きの妄言と思って寛大な心で許してください。まどかさん本人にはなんら恨みも嫌悪感もないのです。よくある「嫌いでも好きでもないキャラ」。ただ鳴海歩のアホーがあまりにひよのに冷たいのでこうむかむかと。
 ……ま、そのひよのも腹に一物持ってはいたのですけどね。

 城平先生のもう一つの設定、杉浦は賛成派です。
 なんだかんだいっても、ああも手玉にとられて萌えてしまうと、賛成派に鞍替えするしかない。
 一週間以上前にはその仕掛けを読んでいた、というんですから、歩はひよの抱擁や、まどかさん抱擁の頃にはすでに読んでいたんですよねえ?

 1日目 火澄がカノンを殺害。
 2日目 歩とひよのが一緒にお食事。歩、ひよのに冷奴を押し付ける。
 3日目 歩学校を自主休校。まどかに実家の事情を話す。キリエ、歩の両親から真相を聞く。歩、火澄からの呼び出しにアイズを殴り倒してひよのを抱きしめてテレビ塔へ行く。
 4日目 歩、ひよのと一緒にピアスの買い替え。
 5日目 清隆との対決

 というスケジュールですから……。
 ―――火澄が歩に「お前の強さは持たざるものの強さ」だって言ったときにはすでに予想ついてたんですね(爆)。
 あのころはまだ「悪魔火澄vs神歩」の構図で、ラスボス清隆とのバトルの気配はなかったのになあ。
 まあひよのについては不審な点がいっぱいあったからわかるとしても、
 いったいどこからクローンだのいったことを思いついたんでしょう?
 やっぱり「兄弟にしても似すぎてる」って薄々感じていたんでしょうね。

 そして何気に気に入っているのが、大増スパイラル次回予告。
 あのシーンがあおりつきで入ってます。
 こういう予告って本編より面白そうなのがゴロゴロしてますよね。この回のガンガンもちろん持っているのですが、それより面白く見えます。

 最終回まであと20日を切りました。
 えーと、後二回月曜から金曜までのフルコースをやって、月曜一日出ればガンガンか。
 ……カレンダー見てこんな発想してる螺旋中心の生活をそろそろ改める必要がありそうです。


 そして―――11月23日。
 ひよひよ小劇場というスパイラルオンリーイベントが行われます。

 皆様お誘い合わせの上、ご来場くださいませ。
 行こうかなあ……。今からなら本作っても間に合うし、いけない距離じゃないけど、遠いんだよなあ……。片道三時間だもんな……。いや、東京駅までがそうだから、会場までの道に迷うことを考えてもっと長く考えるべき……新幹線もチケット代が高い……。
 でもせっかくのスパオンリー。行きたい。行ってひよのについて語りたい……!
 杉浦明日美は同人誌の原稿を作るのは苦じゃないのですが、同人誌作るのはしんどいです。昔、200ページ(両面コピー)のコピ本とか150ページのコピ本とかがしがし作っていたんですけど、いまから思い起こすとなんと若かった事か。今やったらあまりのしんどさに途中で絶命しそうです。
 ―――って、今気がついたけど祝日じゃん……。
 こりゃ無理ですね。会社があります。(祝日休みが幻想になってる会社なのです)

 委託で出るかもしれませんが、その折はよろしく。


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