白青緑のあとがき

 

ご愛読ありがとうございました。これで白青緑は完結です。

予定は未定。
この言葉は真理だと、この作品で思い知りました。

白青緑……は、当初の予定ではこんなに長くなるつもりではありませんでした。
それって私の小説では良くあること……ではないんですけど。

これは、初めてネットで一から素で書き始めた小説でもあります。
今までのは、書き溜めてきた膨大な小説の中から、引っ張り出してきていたんです。
でもってそういうのは、もう嫌っていうほど改稿癖のある私の手で何度となく改稿を経ています。
が、白青緑はほんっとーにまっさらです。
 ですからアップしてからも、ちょこちょこ直しています。……現在進行形で。

 キリ番リクエストの小説とかも、昨日読んだのと少し違う……というのをよくやります。
 キリ番ゲッターさま、時間をおいて見直してみてくださると、内容が変わっていますよ。

 白青緑の目的は、「キールがシンを助ける」というものでしたが、……さすが、ひねくれ坊主の二人です。
 「キール、手を貸してくれ」とシンが言ったところで、「い、や、だ」とキールは返すばかりです。
 それをなだめてすかして、ようやくここまで行き着きました。お読みくださり、ありがとうございます。

 こうまで長くかかったのは、(時間的に)いろいろ管理人が浮気していたことも主な要因なんですが、(サバッシュ2の攻略とか)
 最大の要因は、まちがいなく、「キリ番リクエスト2000B」でしょう。
 これはキールとシンの二人がらぶらぶというリクエストなんですが、…………二人の性格という点で大いに壁が……。
 その当時、ちょうど自分の文章にも悩んでいた頃で、むちゃくちゃ苦しみました。

 実はまだ文章については悩んでいるんですけど、白青緑の9で、思いっきりこてこてに固く文章を作り、そうすることで、なんとなく楽になりました。

 はっきりいって、見返すのが怖い作品ですが、いずれ、時が流れれば、この産みの苦行も、
思い出に変わるかもしれないと思いつつ、杉浦の次回作に、応援よろしくお願いします。


ちょっと質問があったので、付け加えておきますね。
「どうしてシンはキールに自分の服を貸さなかったのか」。

 皇族の服は特注品で、機密です。入手するのが非常に難しいものです。ですが、シンは、皇族ですから、入手できます。その気になれば、キールにも渡せました。
 ですから服をキールに貸さなかったのは、ひとえにシンの性格によるものです。性格というべきか、皇族らしさというべきか。

「あの」キールに。
 しかも調停者に。
 いわば敵に、自分たちの機密であり最後の守りである服を、シンは貸せるでしょうか?
 「キールが返すという保障はまるでないのに」。
 また、返したとしても、「その服の仕組みや成り立ちは全て知られてしまうことを覚悟しなければならない」のです。
 危険人物であろうが、シンは取引します。いままで何度となく自分を殺そうとした憎ったらしい相手だろうが取引できるときは取引するでしょう。
 ですが、その相手に、精霊方に、自分のみならず、未来にまでわたって禍根を残すようなまねが、できるでしょうか?
 シンにはできません。
 それにまた、「キールだったら服を貸さなくとも達成できるだろう」という奇妙な信頼もありました。
 というわけで、シンは自分の服を、キールには貸さなかったのです。


追伸
 爽やかな作品を現在書いています。

いやー、悪人が出ない(というかキールクラスの悪人がでない)小説というのが、こんなにも楽に書けるものだとは。
えーと、この作品は、「かたりむすび」というところで発表します。リンクからとべます。双子ものです。

毎回課題を与えられ、それに沿って書くんですけど、課題が、双子がでてくるもの、で、ちょっと私はめまいを感じてしまいました。
理由は、キールとイールを書いていたからなんですけど。
双子ものって、一作書けばもういいやっていう気分になります。

双子ものって、あんまり実は好きではないんですよねー。秀作はほんと秀作なんですけど、時々ものすごーく安直なものが
あるじゃないですか。
これまで影も形も噂もなかったのに、いきなり双子が現れて……っていうの。
双子って、パターンがもうすでに出尽くされている感じで、ね……。

 とりあえず、爽やかーな作品というのは……七分どおり完成した現在、完膚なきまでに破壊されています。
 いえ、悪人出ない分、これらよりは爽やかですが、最悪よりましだといって、それはイコール爽やかではないような……。

 とりあえず、完成して投稿してかたりむすびで発表されたら、近況で連絡いたします。

 

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