「天使が悪魔になる日 4」
それは、翌朝の茘枝の一言からはじまった。
茘枝はヘプライトの姿を上から下まで遠慮のない目線で見定めると、ぽんと手を打った。
「ヘプライト。剣買いましょう」
「え、え? で、も」
「代金なら大丈夫。ほら、山賊退治でお礼もらったし、お師匠様から路銀たっぷりいただいたから」
ヘプライトの姿は決して恥ずかしい身なりではない。
彼本来の、口に容赦のない人ならばぼろと言うだろう服は捨て、茘枝の家にあった男物の衣服を着用していた。恐らくは茘枝の師という人のものだろう。素材は綿で、しかも丈夫だ。若草色の襟付きの上着に、分厚い丈夫な生地で仕立てられた藍色のズボン。
町人として通用する、こざっぱりとした身なりだった。ただし……。
つくづく見回した茘枝は遠慮のない感想をのべた。
「ヘプライトって、どう見ても冒険者に見えないのよねぇ……」
どこからどうみても農民だった。
田舎くさく、あかぬけない。せいぜいがとこ町人だ。それも、「都会に来ておどおどしている田舎から出てきたばかりの」という形容がつく。
中肉中背。肉付きはしっかりしているものの、体格がいいとはあまりいえない。たとえば群集に紛れたら数秒もせず埋没してしまう没個性。髪は長くも無く、短くもなく。細めの瞳、ほおから顎の骨はくっきりと浮き出て、血色は悪い。目を見張るほどの美形でもない。悲鳴をあげるほどの醜悪な外見でもない。変わった特徴のひとつもない、ごくふつうの容貌だった。
会って話をしても、三秒もすればどんな顔か思い出せなくなってしまうような。
青い髪をフードから垂らし、魔術師特有の全身をすっぽりつつむローブに大ぶりの杖を持った茘枝はどこからどう見ても魔術師だが、それに付き従うヘプライトはどう見ても、対等の仲間ではない。いいところお小姓か下男である。
「け、剣……?」
「そう。農夫だって自分から言うのもナシね。農夫なんて職業、ないんだから。戦士と盗賊と……あとは何があるかなあ? 冒険者なんだから、冒険者らしい職業につかないと」
茘枝がいう職業は普通の生業とする職業ではない。
冒険者―――そのなかで十いくつに分類される「クラス」を言っていた。
ヘプライトはおずおずと切り出す。
「詩人、とかいう職業もあったようにおもっけど……」
「あれは魔法使いの一種よ。詩人というか……正確に言うなら魔詩使い。魔力をこめて呪歌を歌い、相手を呪縛したり眠らせたり、味方の力をアップしたりするの」
「ということは茘枝もできるだか?」
茘枝は一転して苦い顔になった。
「……私は音痴だから歌は歌えないの」
「……そ、そうだか」
「だからね。ヘプライト、あなたが今なれる職業っていうと、戦士か盗賊なのよね。どっちかっていうと……どちらがいい?」
「それは……」
「んー……決まらないならひとまず戦士がいいわ。だって、盗賊修行のお師匠さまなんてどこ探せばいいのかわからないもの。剣術道場ならごろごろあるけど」
―――という訳で、ヘプライトはいま、武器屋にいる。
魔物が横行しているおかげで、大抵の街には武器屋鍛冶屋防具屋が三つ並んで建っている。そのうちの一つに茘枝は入ると、いきなり袋から金貨を三枚取り出して、「この店で一番いい武器ちょうだい」とやったのだ。
仰天したのはヘプライトも店主も同じである。
魔術師の格好の女がいきなり大金を差し出して一番いい武器を寄越せという。……ぎょっとなるのも当然というものだった。
「ば……っ! 茘枝!」
「え……?」
馬鹿、と口から飛び出しかけた言葉をすんでのところで飲み込み、慌ててヘプライトは茘枝に駆け寄ってその金をさいふにしまわせる。
そうなのだ。まだ一緒に旅をはじめて二日目でわかってなかったが、茘枝はたしかに苦労知らずの、世間知らずなのだ。
小声でしかりつけた。
「そったら金を無闇に見せるもんじゃねえ! ……だまって見てんだ」
「う、うん……あの、なにか……?」
問い掛ける眼差しの茘枝を無視して、ヘプライトは店主に向き直る。
とにかく、剣というものは決して廉いものではない。そして、こういう品は―――いやどんな品でもそうだが―――客と主人の騙しあいである。
一応、値札はついている。ついてはいる。だが、そのまま鵜呑みにして買うのはよっぽど疎いいいとこのぼんぼんだけだ。悪い品を高く売り付けたい店主。いい品を安く買いたい客。
本当に「良い物」を見分ける瞳も、大事だった。
ヘプライトは店主の目をじいっと見て、いう。
「剣を見せてくだせえ」
ヘプライトも、いったん冒険者を志したからには自分の職業について考えてみることは何度もあった。そして、自分にできるのはまあ戦士ぐらいだろうなと見極めてもいたのだ。
毎日の農作業で体は丈夫だ。手先も器用だから盗賊もできるかもしれないが、「盗賊のやり方」を教えてくれる人がどこにもいない。トラップの外し方、仕掛け方。鍵の開け方、どれもこれまでのヘプライトの人生には縁がなく、自力で憶えるしかない技術だった。
一方戦士ならば今時どこにでも剣術道場はあるからそこに行けばいい。
そしてそう決めてしまえば……一年もの旅の間、見ようとさえしていれば、さまざまな剣を見ることができた。ヘプライトが一年で通り抜けた街は軽く十を越える。そのすべてで、ヘプライトは武器屋に寄り、剣を見つめてきた。
やがて出された剣は、どれもこれも似たような銀色をした刃で、どれが良いのか素人にはさっぱりだろう。茘枝も首をかしげている。
剣の良し悪しは、鋼と「焼き」で決まる。
鋼は言うまでもなく製鉄の腕。鍛冶師は鉄を「漉して」純度の高い鉄とする。腕のいい鍛冶師ほど、鉄の質もまた良い。焼きは焼き。どれほど高温で焼き固めたかだ。
「刃」自身の切れ味はさほど問題ではない。剣は、その、鉄の強度に真価があるのだ。
―――とはいえ、ヘプライトも剣を見る眼は独学で何百という剣を観察しただけ。どれほど頼りになるかは自分でもわからない。
だから、ほとんど博打のような気分で、カウンターに並べられた剣の中から一つを選んだ。
途端に声がする。
「お客さんお目が高い! そいつあカンジス産の鉄を使った業物ですぜ! 五万ゴールドになりまさ!」
「勘違いするでねぇ。こん中じゃこれがいちばんましだが、この店はこんぐれえのもんしか置いてねぇだか? これが五万? そっただふざけた事言うでねぇよ」
真正面からガンをつけ、喧嘩を売った。
「ほほお?」
武器屋も得たりと笑う。……値切りも「騙し」もあたりまえの商売だ。店主もまた、交渉には慣れている。
そしてヘプライトと武器屋の交渉が始まった。
茘枝は目を丸くして、これを見ていた。なにしろ、茘枝のヘプライトへの評価ときたら、人柄に関してだけは二重花丸つきで絶賛してもいいが、それ以外は……というものだったので。
茘枝はこれまで、値切り交渉などしたこともない。食料品などは師が―――魔術師があそこに住むかわりにと、村人達が無償で提供してくれていたし、何かが欲しいと思ったときも言えばたいがい村人たちは用意してくれた。そのかわりといってはなんだが、何か困ったときには手をかすという約束で。
人に、自分にない美点を見つけたとき、率直に認められるのが茘枝の美点である。彼女は素直に目を見張り、感心しながらそのやりとりを聞いていた。
結果的に、ヘプライトと店主はお互いに相手を認め合い、店主が奥に引っ込んで新しい剣を持ち出し、それに対してヘプライトは再度、今度は値切りの交渉をはじめ、数分後決着した。
店主の言い値を値切りに値切りに値切りまくって、なんと三分の一以下。
まさに怒涛の値切りっぷりに、茘枝はふと考えた。
……私におなじことができるかしら?
答えはすぐに出た。
出来るはずが無い。
§ § §
ヘプライトは茘枝に買ってもらった剣(剣の代金は茘枝のふところから出た)を腰にさすと、ひたすら恐縮した。
「すまねぇだ。こんな高えもの買ってもらって……」
「あ、それ禁止」
「へ?」
「だってこれから私たち、一緒に旅するんだから。私の金はあなたの金よ。それに、これから鎧も買うのよ?」
「へ? え、でも」
「わたしは、あなたの、旅の仲間。いい? 財布は共有。それから何度も言うけど、敬語はいらないから。私は魔術師という前に、あなたの仲間なの。わかった?」
「あ、ああ」
「剣の修行はまずこの街の剣術道場で一ヶ月ほど通いましょう。それで―――やっぱり実戦は魔物相手に実際に戦ってみるしかないわよねぇ……。でも、私が戦うとアッという間に全滅させちゃうし……。適度に弱い魔物と戦ってみるとしても、それでヘプライトが怪我しても私治せないしなあ……」
「それは仕方ねえだ。茘枝は魔術師であって、僧侶じゃねえんだから」
「それなのよね」
茘枝は顔をしかめた。
「……へ?」
「魔法使いは初期の初期に魔術師になるか、僧侶になるか決めるの。なぜなら一旦決めてしまったら、魔術師は僧侶になれないし、僧侶は魔術師になれないから」
それはヘプライトも周知の……いわば常識だったので、うなずく。
魔術師は魔術師。
僧侶は僧侶。
ともに多くの尊敬をうける魔法使いであることは間違いないが、水と油ほどに性質がちがうというのが、多くの人に広がっている常識だからだ。
ヘプライトはもう一度、いう。
「茘枝は魔術師であって、僧侶じゃねぇんだから」
「でも、かつて魔術の創始者と呼ばれた偉大な魔術師は、僧侶の魔法も魔術師の魔法も操ったというわ。これは、僧侶の魔法の創始者も魔術師の魔法の創始者と同一人物であったことから、間違いの無い事実。―――そして今ここに、私がいる」
茘枝は胸元に手をあてる。
「私は茘枝。私は、魔術師だけど……僧侶の魔法も覚えれるはずなの。そういう人間なのよ」
「……それは、茘枝がとくべつ、という事だか……?」
「魔法使いのなかには、たまに、私みたいにどちらも憶えられる人間がいるのよ。魔法使いは誰もが、体内にエナジーをとりこむことによって魔法を行使する。体内に取り込んだあと、それを魔法の形に変換するんだけど……これがね。僧侶と魔術師ではまったくプロセスがちがうの。たとえて言うなら、小麦粉からパンをつくる名人に、材料は同じ小麦粉なんだからとシチューをつくれというようなものよ」
なるほど。
「エナジーを魔法に変換すると言うのは簡単だけど……実際にそれができるようになるまで、何年もの長い時間がかかるわ。魔術師になると決め、一心腐乱に修行して勉強して……体の中に、魔術師用のエナジーを魔法に変える回路ができあがるのに、早くて五年。そして一旦取り付けたら、もう取り消しも変更もきかない。―――ただしね」
「ああ」
「私は両方受け入れられるの。それだけの容量があるのよ。だから私は両方の訓練を受けてきた。魔術師用の回路も僧侶用の回路も、すでに仕込んである。ただ……それ以前の問題としてね」
「なんだ?」
「僧侶用の魔法を知らないのよ」
「……」
すこしの沈黙の後、ヘプライトはぽんと手を叩く。
「ああ!」
「お師匠様は僧侶の魔法が使えないから、当然お師匠様のところにもなくて。あったとしても、できれば、実際に僧侶の魔法が使える人に直に教わりたいわ。なんせ、私は僧侶の修練もつんでいるとはいえ、実際に僧侶の魔法を行使したことは、一度もないのよ。―――そういうわけで、お師匠様は私に旅を勧めたのよね……。だってあのままじゃ、私はただの宝の持ち腐れで終わっちゃうから」
「じゃあ、茘枝は教えてくれる人んところへ行くといいだ」
そう言ったことはヘプライトにとって極めて自然なことだったが、茘枝にとっては晴天の霹靂というべきものだったらしい。
まじまじと見つめた後、話し掛けてきた。
「……あの、ヘプライト。自分が何言ってるかわかってる?」
「もちろんだ」
「僧侶の修行は一日二日で終わるもんじゃないのよ? 下手しなくても、半年は優にかかるわ。そういうものなのよ?」
「ちょうどええだ。おらがこの街で戦士の修行してるあいだ、茘枝は僧侶の修行すればええ」
「…………心惹かれないわけでもないけど……」
茘枝は眉間にしわを寄せる。
茘枝が何を心配しているかぐらいはヘプライトにもわかる。ヘプライトは笑って言った。
「茘枝。おらがいったいいくつだと思う? 茘枝よりずっと年上だ。一人になってもだいじょぶだ。鎧買ったら、茘枝の修行できるとこ行こう」
茘枝はヘプライトをまじまじと見つめ―――破顔した。
「ヘプライトって、変な人ね」
「そうだか?」
「ええ。すごく、変。とーっても変」
さすがにそこまで言われたら面白くない。ムッとした顔のヘプライトに、茘枝は笑って言った。
「私は女なのに、そのこと一言もいわないなんて、すごく変」
「……? 茘枝が女だってことは見ればわかるだ。一緒に来てくれって言ったときからわかってただ。今さら……何をいうだ?」
ヘプライトからしてみれば当然の疑念に、茘枝は白い指先をすっと突き出した。
ひとつ、指をおる。
「山賊たちの反応―――女の魔術師なんているはずない、いるとしても大したことはないだろう、たとえ魔術師でも女だ、大勢でかかればひとたまりもねぇはずだ。……魔術師に喧嘩売る山賊はいない。あの山賊がいかにも魔術師然とした私たちを獲物にしたのは、そういうこと」
もうひとつ、指をおる。
「村人の反応―――山賊を捕まえました。えっ、まさか冗談言うな、あんたは女でしょう。捕まえたことを知らせたときの会話。……ここまで魔術師そのものの格好をしていてもそう言われる」
さらにまた、指を折る。
「宿の人間の反応―――飛行術も使えるほどの魔術師、喜び勇んで出迎えたそれが女だと知るとぎょっとした」
もうひとつ、指。
「私とヘプライトが同室でいいと告げると、なんとも意味深な顔になった」
茘枝はため息をつく。
「……私は魔術師だし、はっきり空飛んでみせたから「かたり」でもない。だから正面から軽侮の念を見せる人間はそういないけど……それでも女だってことで、無条件に、実力を低く見積もられるのよ。
―――あと……、私が女にしか見えないのと同じぐらい、ヘプライトも男にしか見えないわ」
「茘枝……」
「でも、ヘプライトってば、そういう普通ならどうしても気になっちゃうこと、ほんっと清々しいほど気にしてないのよね。気にするの、馬鹿馬鹿しくなっちゃった」
さばさばした表情でさわやかに笑う。
しかしヘプライトはどうにもこうにもよくわからない。
男女が旅をすることで、他の人間が好色な、邪推の目を向けてくることはかろうじてわかる。見ただけではヘプライトが「そう」だと判りっこないのだから、当然だ。
けれど、茘枝は魔術師だ。
ヘプライトは最初、茘枝が空を飛ぶところをみていたにもかかわらず(というより、見ていたから茘枝を探す旅をはじめたにも関わらず)茘枝が空を飛べるということを忘れて徒歩でてくてく歩いていた。茘枝も最初はそれに付き合っててくてく歩いていたが、やがて訝しげに聞いてきた。―――ねぇヘプライト。歩くのはやっぱり体力づくりのためなの?
空を飛べる魔術師だと、わかっていながら歩いていた。なんという馬鹿馬鹿しさ。
そして、空を飛んで一月かかる距離をあっという間に踏破すると、茘枝はほんの短時間でヘプライトのために魔法道具を作成してしまった。それも、知らない言葉を理解できるようになるなんていう、素人目に見ても高度な道具を。
……たぶん、茘枝は魔術師のなかでも優秀なほうなのだろう。いくらなんでもそれぐらいはわかる。ど素人のヘプライトですらわかるほど、彼女は水際立った手際で魔法を行使した。
なのに、なぜ、女だからと差別できるだろう?
そもそもなぜ女性だから能力を疑われるのだ? まったくもって、理解できない。
茘枝はいう。
「正直に腹を割って話せば、私はヘプライトに、私が僧侶の修行をしているあいだ一緒にいてほしいの。僧侶だからって清廉潔白じゃないし、私は女だから、やっぱりね、不安なのよ」
そこで彼女は言葉をきり、何事も明確な言いざまの彼女には珍しく何度も逡巡を重ねて言葉を吐き出した。
「……ヘプライト。一人はいや。一緒に来てくれる?」
「わかっただ」
ヘプライトはあっさり頷いた。
あんまり簡単な同意に茘枝は拍子抜けした顔になったが、ヘプライトにとってこれはいたって自然なことだった。
なんせ、ヘプライトの戦闘能力はこの時点ではゼロに等しい。客観的価値も、評価もそれに準じたものだ。そんな人間に、素人目からみても相当優秀な魔術師とわかる茘枝がついてきてくれるだけで、とにかくもう感謝の雨あられなのだ。女性である茘枝が一人旅をして僧山に教えを乞いにいくことを躊躇する気持ちも、この時代背景を考えればまったく当たり前のことだった。
だから、ヘプライトはすぐさま頷いた。
茘枝は魔術師だ。それも、魔法にうといヘプライトから見ても明らかに、彼女は優秀な部類に属している魔術師だった。
ヘプライトにはそんな彼女をかきくどいてひとつの得もないこの旅に連れ出した負い目と、ついてきてくれた感謝があり、その莫大な負債を彼は一日も忘れることはできなかったのだ。
そして僧山へと向かう道すがら、二人はひとつの出会いをする。
戦士二人の二人組。その名前はケリーとリチャード。
杖の一振りで魔物を一掃した魔術師をその場で誘った彼らは、茘枝の性別を知り仰天するのだが、魔術師と旅をすることのメリットの方をえらび、彼らは仲間となった。
そしてたどり着いた僧山で、ヘプライトの嘆願にひとりの僧が同道を申し出てくれた。
……いかに冒険者多しといえど、たった五人のパーティにふたりも魔法使いが、それも攻撃系と回復系、両方揃っているパーティはそういない。
最初は無謀以外の何者でもなかった魔王を倒すという夢。それが、一歩ずつ夢でなくなってく実感に、ヘプライトは打ち震えた。
―――けれども自分を見返せば、そこにあるのはありし日と変わらぬ農奴の姿だった。
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2003 11/28 up
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