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フリ-ゲ−ム『扉の伝説〜風のつばさ〜』 プレイ感想
みなさんこんばんは。
とてもお久しぶりの更新となりました、ごめんなさい。
とあるフリゲに身も心も時間も吸い取られていたもので、時間が無かったのです。
まず、世の中にはフリ-ゲ-ム(略してフリゲ)ってなに? という人もたくさんいらっしゃるのでご説明します。
無料で登録などの手続きも(基本的に)なしで、できるゲームのことです。
主にネット上で配布されています。
ゲームを作るのが好きなアマチュアの方が作るものなのですが、これが馬鹿にはできません。
時折、市販品がぶっとぶほどの面白さのゲームが存在しています。
そして私が今回、時間をおもいっきり吸い取られたのはフリゲ「扉の伝説〜風のつばさ〜」というゲームだったりします。
クリア後のタマシイの叫びを言っていいですか?
すんっっっげええええ面白かった!
面白いだけじゃなくて、深いシナリオです。
すごく、考えさせられます。
感動しました。もう一度やろうかなってぐらい、面白かったです。
主人公は正義感の強いお人よしの女の子。
最初は普通程度のお人よし、だったのですが、ゲームを進め、さまざまな苦難やら苦難やら苦難やらに遭遇しているうちに天下無敵の純金純度、ダイヤモンド強度のお人よしとなりはてます。
このゲームが真の面白さを発揮するのは序章がすぎてから。
序章が結構長いんですが……頑張ってください。
ちなみに本編は比較にならないほど長い上にシリアスです。
本編をはじめると、無数のサブシナリオが満ちる自由度の高い冒険世界が待っています。
あまりの質に、攻略サイトもフリゲなのにありますので、そちらを参考にしつつ進んでいくのがいいかと思います。
<ストーリー>
主人公―――ルシア。彼女が乗り出した世界は甘ったるい理想が通じる世界ではなく、厳しい現実の世界だった。
お人よしの彼女は酷く傷つく。
しかしそれでも彼女は前を向き、歩いていく。目の前で繰り広げられる残酷な現実をしっかりと見据えながら。
注意点 人がたくさん死にます。善人、悪人、無関係、おかまないなしにばったばった死んでいきます。
たまたま悪役の近くを歩いていたってだけで無関係の人が殺され、主人公を助けてくれた恩人が主人公を逃がすために殺され、子どもが殺され、悪いことやったあと改心した子どもが殺され、主人公への見せしめに子どもが殺される、という非常にシリアスで陰鬱な展開が怒涛のように待っています。
そのたびにルシアは怒り、悲しみ、胸を痛めます。
残酷な現実。
お人よしで困っている人を見捨てられない彼女に突きつけられたものはそういうもの、でした。
でも、それでも彼女は心が折れることなく、お人よし度を更に強化させていきます。もう、この辺りが私がルシアを愛してやまないところでねー。
ハンターのゴンなんかもお人よしだけど、彼とルシアが違う箇所って、「こうまで過酷な現実を真正面から突きつけられていないからこそ奇麗事をいえる」、ってところなのですよ。
ルシアは、心が折れませんでした。泣き叫びはしても、自分の力の無さにもだえ苦しんでも、彼女はお人よし度を更にアップさせていったのです。
「現実を知らないからこその奇麗事」と、
「現実を知ってますます磨かれた奇麗事」。
の差です。
「通りすがりのおせっかいよ!」
これ、彼女の決め台詞です。
困っている人を助けるときの定番台詞。最初は迷いながら介入していたのに、数々の事件で吹っ切れてからはこの台詞ひとつで渦中に飛び込んでいきます。
私は、とても、この台詞が好きです。
<システム>
序章は一本道ですが、本編に入るととたんに無数の分岐が出てきます。
主人公は依頼をうけて事件を解決し、お金を貰う冒険者。その依頼がどばっと出ているので、どれからやるのかと迷うことになるのです。もちろんやらなければならないという事もありませんが(笑)。
物語の本筋はしっかりしていて、サブシナリオは無数にあって、……うん、スバラシイ。私の好みそのままストライクです。
そんな素晴らしいフリゲ「扉の伝説〜風のつばさ〜」。
皆様もどうでしょうか?
なお、バージョンのアップデートをお忘れなく。
<以下感想はネタバレのため本編クリア後に見てください>
フォーチュンクエストは数あれど、やっぱりいちばん心に残ったのは9かな。
消えるか、人を殺し続けるか。残酷な二択しかない現実を前にして、ご都合主義で全てを終わらせるんではなく、現実を見据えて、ちゃんと逃げずに終わらせたあの読後感のよさは素晴らしいです。残酷で酷い運命なのに、ああも綺麗に昇華させちゃうなんてすごいです。悲しくて、切なくて、綺麗な終わり方の物語でした。
エルちゃん、生意気で難しくって、最初は好感を持てない子でした。でも、彼女は自分の運命に直面したとき、人を助けて消える道を選んだんですよね。なかなか出来る選択じゃありません。勇気をだして、頑張ったんですよね……、あの双子も、ずっと見ていたので、悪役とはいえ最期は切なかったです。
次にいいなと思ったのがフォーチュン2。お母さんのお話です。
身ごもったお母さんが助かるのかどうなのか……なんせ、「ご都合主義がほとんどなく、善人悪人関係なしに死んでいく」物語なので、最後までハラハラでした。ラストの「即答するなよ」についつい微笑んでしまったのは私だけではないはず。すっきり綺麗に終わりました。
その次に心に残ったのはミティとトマスのイベントでしょうか。
………………幸せな結婚式と、その裏側の悲劇でしたね……。トーマースー、切ないです。
心に残るいいイベントでしたが、切ない。
8のドレースも結構好きです。
短めの物語ですが、王女さまのキャラがよくって。あったまいーなー。でも、嫁いだときには愛しい人はもうっていうのは、切ないですよねー。
4も小粒でしたが、「責任」という言葉の重みが良く伝わりました。
……絶対責任をとろうとせず、なにか失敗したら部下のせいにする会社の上司を思い出したのは私だけでしょうか。
3は、ルシアの機転に本気で感心しました。ニセモノがホンモノのふりをしている! なんて事態はラーの鏡の頃からいっぱいありますが、「こっそりニセモノをホンモノとすりかえれば万事解決」なんて解決方法をとったのは初めて見ました。
6で気になったのは、絵描きのご両親はどうなったのかということ。
単なる見落としの可能性が高いんですが、……どうなったのでしょうか? 全滅した町にいたのか、あるいはもう亡くなりになっていたのか……。
フォーチュン10では、薬師のライヤンさんがベストでしたね。
そーだよ、そーだよ、これが普通だよ、これが普通の人の反応だよなあ! と。
死にたくないし、危険なところに行きたくないし、人のために命がけで何かするなんてしたくない、死ぬのが怖い。
ライヤンさんは、実に好感の持てる等身大の人でした。他の人がライヤンさんをどう思うのかちょっと気になるところ。
私としては、「そういう普通の人間なのに、結局は誰かを助けるために来てくれる」ライヤンさんがとてもいいと思ったんですが。
エルフの村事件は………………無言。
ルシアのお人よし度と、信念に、磨きをかけた事件ではあったんですが……。
「いくら助けたくても、現実的に力がなければ助けられない」という現実を端的に表現したエピソードだったんですが……後味が、悪かったです。もう、エルフを迫害するやつらが嫌いで嫌いで嫌いで嫌いで。
英雄を殺したセルレウネとか、腹が立ちまくりながらゲームやってました。
でも、大事なエピソードだってことはわかるんですよ。
そして最終章。
いっちばん心に残ったのは、ライを好きなあの子でしたね。こんなにライを好きなのに! ってやつ。
……ライ。お前が最初からはっきり言わんのが悪いんじゃ。とライの頭にけり一発くらわしたくなりました。
次に気になったのは、ファティマニクスのあの子。ルシアの分身です。
最後は、ルシアに抱かれて逝って、よかったなあ。
忘れちゃいかんのがゴメスたち!
10と最終章は彼らのおかげで暗いばかりの空気から救われたようなものです!
縦横無尽の大活躍に、いけいけもっとやれー! と声援を送って、彼らが大好きになりました。
ライよりゴメスとくっつけばいいのにルシアーと思っていました。
だって、ねえ?
好感度が段違いなんですもの。
シグマは……所詮別人でしょ?
ライはライですよ。うん。最終章にだけぽこっと顔見せられても好感度はあまりあがりません。
というわけで、私的には大満足、のゲームでした。
面白かったし感動しましたー。続編とか出たら、絶対やるでしょうね。
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