クレジットカード騒動記
〜うちんとこでカード番号不正利用されたぞー〜

  


 インターネットが普及し、世の中は便利になりました。
 しかしそれと比例するようには防犯性は高まらず、世の中は便利になった反面、とても危険なものとなりました。
 今回の私のように、にっちもさっちもいかない所に追い込まれるケースも出てきます。
 そして今回、私がお伝えするのは、完璧に実話! です。
 ついでに今、カード会社にリアルタイムで、交渉しています。
 その交渉の模様も、随時、追っていきたいと思います。


 この事件を端的に説明いたしますと、

 カードのクレジット番号を盗まれて使用された。

 ということです。

 クレジットカードの持ち主のもとに利用者明細が届くまで、かなりの時間がかかります。
具体的には二ヶ月。
 そしてまた、利用者明細を見ても、人間は昨日の夕食の内容すら忘れているものです。私の母も、かなり長い間、気がつかなかったそうです。
 ……自分のクレジットカードの明細書に、憶えのないお金があることに。

 不正利用がはじまったのは2001年9月。
 そして、気がついたのは……2002年12月でした。

 母は急いでカード会社に連絡をとりました。
 ちなみに、セゾンです。

 母はこの時点で「一件落着」と思っていたそうです。
 インターネットの世界では、皆さんご存知のように、クレジット番号だけで、買い物ができます。
 ですから母はマメにシュレッダーでカード明細をつぶしてますが、それでもやっぱりヌケはございます。ウチの母はカードで買い物よくしますし、そのレシートにはばっちりカード番号記載されています。カードで会計できるスーパーのゴミ捨て場にはレシートの山ができています。レシートを一枚、そんな風にうっかり捨ててしまったのでしょう。
 ―――しかしこうして気がついた。カード会社にも連絡をとった。カードの不正使用はこれで止まるだろう、そう考えた母は果たして格別抜けた人間でしょうか?

 結論から言いましょう。

 止まりませんでした。





 2002年12月。セゾンカードの担当者いわく。
 「調査して折り返し電話いたします」
 ……電話はそれきり、まだ来ません。今は言うまでもなき事ながら、2003年3月です。
 一ヶ月ほどして、たまりかねて、また、電話しました。
 「調査して折り返し電話いたします」
 ……この電話もまだ、来ません。今は言うまでもなき事ながら(以下略)。

 せめて不正引き落としだけでも止めてください、といっても。
 それはできません。
 というご返答でした。

 不正引き落としがなされているのはプロバイダー会社からです。SO−NETというところなのですが、ご存知でしょうか。
 つまりどこぞの誰か―――Xさんは、ウチのカード番号で、プロバイダ契約してくださったのです。
 そして、
 ウチは関係ないです、そのSO−NETさんとご自分でご交渉ください。ウチは関係ありませんから。
 とも言われました(繰り返し言いますが、コレは実話、です)。

 そして、ウチの母はその通りにしました。
 SO−NETさんに、交渉したのです。
 その交渉の過程で「契約者はウチの家族親類縁者ではありえない」こと、「相手は本当に赤の他人で、つまり不正利用しているんだ」ということが判明いたしました。
 こちらが「相手は盗人なんだ!」と訴えているにもかかわらず、契約者情報は開示されませんでしたが、家族縁者の名前ではない、と確認をとったのです。

 ウチは繰り返しますが、「引き落としされている本人」なんです。
 そして、セゾンからの「調査して折り返しお電話いたします」の電話もなく……。
 相手の返答待ち。
 しかし事実上は「たらいまわしの上、放置」の状態が続いたわけです。

 カードの不正利用がされているのに。
 しかもそれに気づいて訴えているのに。
 なのに、この対応です。
 そして、……たらいまわしにされている間、カードは相変わらず、引き落とされつづけました。延々と!

 ―――結局、私たちのとった手段は「カードの解約」というものでした。

 しかし、カードが解約されてもなお、二月のタイムラグ。不正利用されていたぶんの料金はまだ、払わねばなりません

 交渉はまだ継続中です。

 「クレジットカード番号を盗まれ、不正利用された
 この件に関するセゾンの公式回答は、明日の十一時に届く模様です。返答、この場でお知らせしますね♪


総括
 みなさま、SO−NETもセゾンも、「盗人の味方」であって「番号を盗まれ不正利用されている人の味方」ではありません。「契約者情報はあかせません(SO−NET)」「カード引き落としを止めることもできません(セゾン)」。
 ……この、一点張りでした。
 セゾンもアレですが、SO−NETもひどかったです。
 私たちは「金を払っている当人」なんです。なのに「引き落とし停止はできません」でした。―――ふざけるな。
 被害者である私たちは、最終手段として、カード停止に踏み切るほかなかったんです。
 これが日本の実情……といってはあまりに偏狭というものですね。他の良心的なクレジットカード会社もあるでしょうし。
 言い換えます。

 これが、セゾンの実情です。


 また。
 この件に関しては、一切の脚色はございません。
 事実の通りに書きました。
 もしもこの文章を読み、「同様の件でウチもセゾンだったけど、ちゃんと引き落とし止めてもらったし、ちがったよー、これデマだよ」と主張なさりたい方。
 もしいらっしゃったら、ぜひ、ご連絡ください。
 交渉継続中ですので、私どもとしてはぜひともそのお話を参考にしたいのです。



追記。
 勝ちました。
 セゾンはすさまじくゴネましたが(契約はSO−NETとのものでウチは関与していませんの一点張り)、最終的に、納得してくださいました。
 ここに、セゾンの公式回答として載せておきますね♪

 不正利用を指摘した日時に遡って、全額償還する。

 とのことです。

 また、掲示板などでご意見いただきまして、消費者センター、警察などにも相談する予定です。

 フ……勝った!
 イメージとしては波打ち際で仁王立ちになり腰に手をあててバカ笑いです。
 最初、たらいまわし。次に、関係ないの一点張り。それがまあ一言で素直になったこと。そのいわば降参の電話を取ったのは母でしたが、私が取っていたら絶対聞いてましたね。
 ―――あれほどウチは関係ない、の一点張りだったのにこの豹変は一体どういうことですか、と。
 このサイトのことが耳に入った……というにはちょっと早いしな。
 やっぱり前回の電話の捨て台詞が効いたんでしょうか。
 前回の捨て台詞↓
 「明日の十一時に上司がご連絡いたします」
 「わかりました。クレジットカードの番号を盗まれての不正利用に対するセゾンの公式回答として、インターネットで全世界に広めてさしあげますから、そのつもりでご返答ください」。

 ―――つくづく思いますが、人間というのは基本的に、利己主義です。
 別にそれ自体は私もそうなので責めることではありません。企業とのトラブルの際は、そのことを念頭において、交渉すべきだ、というだけです。
 企業は、本質的に、お金を返却なんてしたくないのです。だって損なんですから。ついでに、調査もしたくない。だってお金がかかるんですもの。
 だから「関係ない」と、相手を追い払ってしまいたいんです。セゾンはその態度が見え見えでした。「相手先とご自分で交渉してください」。これがこのようなケースの定型句です。


 ちょっと、交渉マニュアルを作ってみました。
 法律とかシステムではなく、完全に口先の交渉術のマニュアルです。
 同様の件でお困りの方、交渉編をご参考ください。




 ここに直通リンクオーケー、リンクフリー、転載可です。

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